IBLCEは戦略的計画立案の一環として、広範囲にわたる環境調査を実施しました。そうした広範な環境調査の結果として、世界保健機関(WHO)の公用語が6言語であることは注目すべき点です。
以前にもお伝えしたように、IBLCEの最新の戦略計画では、テクノロジーとバーチャルワークの急速な成長、そしてこうした変化が世界的なパンデミックによってさらに加速していることから、言語の枠組みについて検討しています。改定版戦略計画では、財務的健全性と持続可能性も強調しています。
改定版戦略計画を踏まえながら、優れた管理責任に従い、IBLCEはIBCLC試験を多言語で実施するためのコスト中立点について分析を行いました。
既に発表したとおり、2022年より、IBCLCは定期的に試験による再認定を受ける必要がなくなりました。実際、この変更が施行されて以来、試験による再認定者の割合が、2021年から2022年にかけて82%も急激に減少していることがデータで明らかになっています。再認定に必要な継続教育の自己評価は、現在も、そして今後も17言語で利用可能です。
2022年3月のIBLCEブリーフィングで説明したように、継続教育認定ポイント(CERP)を取得するためには、雇用や一部のボランティア活動、著述活動、あるいはメンターシップを通じて、さまざまな創造的で経済的な方法があります。
このような事実を踏まえ、IBLCEが資格取得のための受験者数を言語別に分析したところ、この数年間で7言語が持続可能性の基準(コスト中立)を満たさず、そのうちのいくつかの言語では初回受験者数が極めて少なく、一桁台のケースもあったことがわかりました。
したがって、組織の公平性および公正さ、そして財政的な持続可能性の問題として、IBLCE理事会は非常に慎重かつデータに基づいて検討した結果、現時点では最も頻繁に実施されている10の試験言語に焦点を絞ることが組織の最善の利益につながると結論づけました。
コストの中立性が保たれていない7言語での試験は、2023年は実施しますが、2024年以降は初回受験者数が現在の持続可能性の最小値を満たさないため、実施しない予定です。すべての有資格者が自己評価(17言語で利用可能)と継続教育によって再認定を受けられることから、現在のIBCLCには利用できる選択肢があります。
以下は重要な注意点です:
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IBLCEの方針に合致し、コスト中立の数量がある場合、IBLCEは、方針に記載されている翻訳に要する準備期間に従い、これらの言語または新しい言語での将来の試験実施を検討します。
- IBLCEのウェブサイトに関しては修正を加えながら、引き続きこれらの7言語を含めて掲載します。
- IBLCEは、これらの言語で有資格者にサービスを提供するIBLCEコーディネーターは維持する予定です。
改定版IBCLC試験の言語翻訳に関する方針、常に受験者が少ないため今回中止される特定の試験実施言語、およびよくある質問など、詳しい情報についてはIBLCEウェブサイトをご覧ください。
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