実施戦略
多くの組織や団体は、私たちのコミュニティーにおける高齢者へのサービス提供への熱意や献身を共有しています。敬老は、それらの団体や組織の素晴らしい活動の上に構築すること、そして、サービスやリソースのギャップを埋めるために支援していくことを希望しています。私たちの優先順位を追求し、目標を共有する他組織の活動を強化するために、以下の
4つの戦略が用いられます:
- 協力とパートナーシップ
- 助成金制度
- より大きな意思伝達、協力、共有と学習、そして領域構築を育成するべく、セクターを超えてサービス提供業者を招集
- サービスやリソースのギャップを埋める新プログラムの設計
協力とパートナーシップ
: 日系米国人や日本人コミュニティーにおいて必要なサービスを提供する多くの他組織は、高齢者に社会サービスや教育プログラムも提供しています。中には、リソースや支援のために介護提供者の早急なニーズに対応している組織もあります。敬老は、そのようなサービスを新たに独自で始める、あるいは重複させるといった努力はしたくありません。それゆえ、私たちは他の組織の努力を強化するために、コミュニティー組織とパートナーになることを求めています。協力することで、既存のプログラムを強化し、サービスを拡大し、サービスやリソースのギャップを埋めることができます。パートナーシップと協力は、4つの戦略の中でも最優先事項です。
助成金制度
: 敬老の助成金制度は、私たちのコミュニティーで高齢者や介護提供者にサービスを提供している組織への支援に焦点を絞っています。これは、既存プログラムの拡大と強化を助ける資源を直ちにに注入することです。さらに、コミュニティー組織が高齢者とその家族への知識と関係を役立てる新サービスを設計するよう奨励することにもなるでしょう。この助成金制度は、長期的で透明性があり、目標達成に向けて取り組まれる客観的なものです。
招集
: 定期的、規則的にサービス提供者を招集する事は、高齢者やその介護提供者へのサービス増大のためにコスト効率の良い方法です。招集することによって、現在サービスを提供している各組織はお互いに親睦を深め、それぞれのサービス内容について学ぶことができます。リソース、視点、ツール、教訓を共有することを促しますが、特に、最もニーズの高く、最も孤立している高齢者と、文化的な背景を考慮したアプローチによってつながりを持つことを促します。各組織のサービス重複を避け、協力を促進することにつながります。敬老は、非営利組織、政府各局、助成金提供団体、健康介護提供者、また、教会、お寺、教会などのコミュニティー団体を含めて、多様なセクターからの組織を招集したいと願っています。
新プログラム設計
: 協力、助成金制度、そして招集を通じて、サービス提供のの重大なギャップが、浮き彫りになってくるでしょう。そこで、敬老は、早急なニーズに対応するための新プログラムの設計と実施方法を見つけ出します。リソース不足や年次基金集めの難問によって、各組織は時として難しい選択に迫られることもあります。私たちのコミュニティーの高齢者とその介護提供者にとって重要なプログラムの中には、長期的に重大な資源投資を要するものもあります。敬老は、これまで以上に、自由にそれらに着手することができます。例えば、個別化したニーズ査定と介入や在宅での介護と支援です。さらに、複数の状況への対応、、高いニーズ、あるいは、人生末期への計画作りなどの高齢者とその家族との一対一の話し合いに基づいたサービス、などです。こうした例では、忍耐、文化的な背景への考慮、長期的に築き上げられた信頼が求められます。
こうした
4つの新戦略を追求し、地域的なアプローチを取り入れることは、文化的なシフトと組織の幹部から下層部までの変化が必要になります。私たちの活動をリードしてくれる新理事長兼CEOを目下探しています。今後、敬老は、理事会を変革し、新たな経験と技能をもち、コミュニティーとそのニーズに高度の関心と知識のある人々を加えていきます。 効果的なリーダーシップは、敬老の新ビジョン構想の実施を成功させるために不可欠です。
次の電子版会報では、敬老の核となる価値観や、またそれらが今後のビジョン、目標、指針をどのように形成し続けるのか、に焦点を当てます。
お楽しみに
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