2016 6 15
敬老の理事会は、今後のコミュニティー利益を最大限にするため運営上、プログラム上の戦略を作成するべく、詳細な計画作りに現在取り組んでいます。新ビジョンの骨組み は敬老の今後の長期計画作りの道しるべの役割を果たします。その核と成る要素を、電子版会報を通してシリーズでお伝えしていきたいと思います。
敬老の新ビジョンの骨組み: 部シリーズの第1回
ミッションは続く
 
『敬老』とは高齢者への尊敬を表す言葉で、高齢者が値する尊厳と思いやりをもって日系人コミュニティーで生きてゆくことを支援する本組織の創立時からの強い決意を象徴しています。日系人、日本人コミュニティーに文化的背景を考慮したアプローチを高齢者が必要とする限り、高齢者の生活の質を向上することに対する敬老の強い決意は続きます。
敬老のミッションは変わりません :
  我々のコミュニティーの高齢者の生活の質の向上
自宅で過ごしたいという高齢者の願いが強くなり、施設での介護の活用が少なくなり、さらに文化的対応ができるようになると、『ミッション遂行』と宣言するのが容易になるでしょう。 
 
しかし、敬老は創設時の1960 年より現在の方が高齢者支援にとって、より大切な時であると認識しています。
 
社会が高齢化しています。  
1960 年、まだ敬老が計画段階だった頃、米国人口の9 %が65 歳以上でした。2010 年にはその数字は13 %となり、14 年先の2030 年には20 %に昇ると予想されています。高齢者の人口比が増えるだけではなく、実際の数も増えており、1960 年には16 5 千人、2010 年には4 268 人、2030 年には7 2774 人となります。
さらに、65 歳以上の高齢者の97 %は看護施設よりも在宅で高齢化を迎えます。日系米国人、日本人コミュニティーも高齢化しており、長寿となり、できる限り在宅での暮らしを希望しているという状況の中で、敬老のミッションは継続させねばなりません。

ミッションへの強い決意の中で使われる『コミュニティー』とは、日系米国人・日本人の高齢者、その家族、介護提供者、および彼らを支援する地域社会組織 として定義されます。600 人にしか対応できない施設基盤のサービスから離脱することによって、ロサンゼルス、オレンジ、ベンチュラ各郡の日系米国人、日本人高齢者の約7 万人に各種サービスを提供できると推定しています。支援を必要とする高齢者の周りには、それ以上の数の家族や友人といった無償で介護を提供者がいることになります。
『ミッション遂行』といえるまでには、多くの作業があります。
 
引き続き皆様のご参加とご支援をお願いします。敬老の将来への強い決意については、ウェブサイト www.keiro.org/about をご覧ください。
我々のコミュニティーにおける高齢者の生活の質の向上への強い決意、あるいは日系米国人、日本人高齢者、その家族、介護提供者、および彼らを支援する地域社会組織の定義に関するコメントについては、電子メール [email protected] までご連絡ください。
 
敬老の新ビジョンの骨組みは、6 部シリーズの電子版会報にて配信されます。来週は、高齢者へのサービス、介護者への支援、および旧敬老施設の居住者へのプログラムという3 本の敬老のコアプログラムについてご紹介します。


敬老の電子版会報と出版物のバックナンバーは www.keiro.org/news/ にてご覧ください。

敬老は、長期医療介護施設に焦点を当てることから、ロサンゼルス、オレンジ、ベンチュラ郡全体を通じて何千人という日系米国人・日本人高齢者と広く取り組み、支援を提供することへと対象範囲を拡大しています。敬老は、旧敬老施設の居住者向けのプログラムと共に、高齢者と介護提供者へのサービスを提供し、我々のコミュニティーの高齢者が自ら選ぶ方法で歳を重ねてゆく支援をします。
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