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敬老の理事会は、今後のコミュニティー利益を最大限にするため運営上、プログラム上の戦略を作成するべく、詳細な計画作りに現在取り組んでいます。新ビジョンの骨組み は敬老の今後の長期計画作りの道しるべの役割を果たします。その核と成る要素を、電子版会報を通じてシリーズでお伝えしていきたいと思います。
敬老の新ビジョンの骨組み : 6 部シリーズの第 2 回目
3 本のプログラム分野
 
最初の電子版会報において、我々のコミュニティーの高齢者の生活の質を向上させるという敬老のミッションの概要とそのミッションが変わらないことをお伝えしました。また、施設基盤のサービスから離脱することによって、ロサンゼルス、オレンジ、ベンチュラ各郡の日系米国人および日本人高齢者に幅広い取り組みと支援を拡大させていくことも説明させていただきました。
 
今回は、敬老の新プログラムにおける焦点についてご説明します。理事会は 3 本の核となるプログラム分野を確認しました。

1.  高齢者へのサービス

日系米国人成人の 25 %は 65 歳以上です。これは、 65 歳以上が全人口に占める割合の倍になります。。我々のコミュニティーの高齢者比率は急増しており、当地域での日系米国人および日本人高齢者は長寿化しています。
敬老は、日系米国人と日本人高齢者が知識、資源、および支援を備えて自信をもって高齢化を迎えることができるよう支援しようとしています。そうすることによって、高齢者が我が家と呼ぶ場所で効果的に自らとその福利を管理できるはずです。敬老は、以下のような目的をもって地域社会のパートナーや各種機関と協力してゆきます。
  • 元気リビングの原則の総体的なアプローチを通して高齢者の健康と環境を改善する
  • 安全に暮らすことができる限り、自立を希望する高齢者を支援する
  • 孤立化を避けるために日系米国人、日本人高齢者の間にコミュニティー意識を育成する
  • 末期に関する問題など、情報に基づく決断と思慮深い計画ができるように、高齢者とその家族を教育する
2. 
介護提供者への支援

現在、日系米国人の 3 人に 1 人が介護提供者です。ロサンゼルス、オレンジ、ベンチュ郡全体では約 5 7 千人の日系米国人介護提供者がいます。その 3 分の 2 が女性で、大半は家族です。
 
人々が施設に入るより、なるべく長く在宅し、家庭での暮らしを選ぶケースが増えているために、介護提供者への要求と負担は増えています。介護提供者は、その役割と関連して大変なストレスと負担に直面しており、多くの介護提供者には休みを取る余地はほとんどなく、今後も負担が増えることが予想されます。

敬老は、介護提供に伴う身体的、心理的、金銭的な負担を含めて、介護提供者の支援制度の強化をするべく、サービス提供業者、地元の代理店、コミュニティーセンターとの協力を続け、拡大していくことを期待しています。プロの介護士や一般の方で介護をしている場合も含めて、介護提供者がしっかりした訓練を受けて、文化的背景を考慮し、変化し続けるニーズに沿って適切な介護を提供できるように、その育成を支援していくことを願っています。   
3. 旧敬老施設の居住者のためのプログラム


敬老は、旧敬老施設の居住者への強い決意を変えていません。 3 番目の核となるプログラムは、現在のオーナーや運営会社が提供するを支援、資源、プログラムを補足することに焦点を当てています。目標は文化的背景を考慮したプログラムの継続を保証することです。その第一歩として、敬老は居住者、施設管理会社、および地域社会各組織と密接に協力しながら、 4 施設のボランティアプログラムの管理を続けます。  
   
3 本のプログラムはそれぞれ元気リビングの原則を中心としており、しっかり定義された到達目標、測定可能な成果やインパクト、地域社会からのインプットに基づいた目的によって導かれます。

高齢者の世話には『地域社会全体が関わる』ことが大切です。 2014 3 月に開催された第 4 回健康ウェルネスと社会に関する国際会議では、『家族支援に加えて、高齢者が在宅を続けるためには地域社会のパートナシップが不可欠である...慢性病などの状況があっても年を重ねてゆく高齢者のニーズに見合うには複数の織り込まれた地域社会資源の協力が必要』と指摘されています。        
 
ヘンリー・フォードは『一緒に集まることは第一歩、一緒にいられれば進歩、協力できれば成功』 と述べています。
 
敬老の将来の方向性あるいは 3 本の核となるプログラムについてコメントやご意見のある場合には、 [email protected] . 宛にお送りください。
 
敬老の新ビジョンの骨組みは、 6 部シリーズの電子版会報にて配信されます。新ビジョンの骨組みの他の局面を引き続きご紹介します。来週は、日系米国人と日本人高齢者の最も重要なニーズに触れます。さらに、我々のコミュニティーの高齢者の最大のニーズを支援するための最大インパクト達成への敬老の強い決意についてご説明します。


敬老の電子版会報と出版物のバックナンバーは www.keiro.org/news/ にてご覧ください

引き続き皆様のご参加とご支援をお願いします。敬老の将来への強い決意については、ウェブサイト www.keiro.org/about をご覧ください。
敬老は、長期医療介護施設に焦点を当てることから、ロサンゼルス、オレンジ、ベンチュラ郡全体を通じて何千人という日系米国人・日本人高齢者と広く取り組み、支援を提供することへと対象範囲を拡大しています。敬老は、旧敬老施設の居住者向けのプログラムと共に、高齢者と介護提供者へのサービスを提供し、我々のコミュニティーの高齢者が自ら選ぶ方法で歳を重ねてゆく支援をします。  
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